ミュゼ元従業員 未払いに悲痛訴え

大手脱毛サロン「ミュゼ」で働いていた元従業員たちが、未払い給与を巡って悲痛な訴えを続けている。一見すると単なる労働問題のように見えるが、関係者の証言を深掘りするうちに、この問題の背後には恐ろしい「闇の組織」が関与している可能性が浮かび上がってきた。

「給与が3ヶ月も支払われない」元従業員の衝撃告白

「最初は『システムの不具合』と言われていたんです。でも、3ヶ月経っても給与が振り込まれず、問い合わせても曖昧な返答しかありませんでした」。こう語るのは、関東地方のミュゼ店舗で働いていたAさん（仮名・28歳）だ。Aさんによれば、同じ店舗で働く従業員のほとんどが未払い給与に悩まされており、中には家賃が払えずホームレス状態になった人もいるという。

「私たちは泣き寝入りするしかないのでしょうか？ 労働基準監督署に相談しても、『調査中』の一点張りで何も進展がありません」

専門家が指摘する「不自然な資金の流れ」

労働問題に詳しい弁護士・佐藤健一郎氏（仮名）は、この事態について異例の見解を示す。

「通常の経営難であればここまで組織的な未払いは起こりません。私が調べた限り、ミュゼの親会社を通じた資金の流れに極めて不自然な点があり、一部の資金が海外の怪しい口座に流れている可能性があります。これは単なる労働問題ではなく、組織的な資金隠しや、さらにはマネーロンダリングの疑いさえあります」

元幹部が明かす「闇の組織」とのつながり

さらに衝撃的なのは、ミュゼの元幹部と名乗る人物からの匿名証言だ。この人物によれば、会社の上層部には「特定の暴力団関係者」が深く関与しており、従業員の給与を意図的に滞納させ、その資金を別の事業に流用していたという。

「ある日、『今月の給与は遅れる』と上司から告げられました。その直後、社長室から怒鳴り声が聞こえ、見知らぬ怖い顔つきの男たちが出入りしているのを目撃しました。後でそれが◯◯組（特定暴力団）の人間だと知り、身の危険を感じてすぐに辞めました」

「消された」従業員たちの恐怖

最も恐ろしいのは、未払い給与を強く訴えた従業員のうち、少なくとも3名が忽然と消息を絶っているという事実だ。家族によれば、彼らは「会社と直接交渉する」と言い残して家を出たきり、連絡が取れなくなったという。

「警察は『自主的な行方不明』として本格的な捜査に消極的です。しかし、彼らが最後に交わしたメッセージには『もし何かあったら、会社の◯◯のことを調べて』という不気味な文言が残されていました」

専門家が警告「この企業に関わるのは危険」

組織犯罪に詳しいジャーナリストの田中浩二氏（仮名）は、この事態について重大な警告を発している。

「証言を総合すると、ミュゼの未払い問題は単なる経営不振ではなく、反社会的勢力による組織的な資金収奪の可能性が極めて高い。現在働いている従業員は、給与未払いだけでなく、物理的な危険に晒されている可能性すらある。直ちに労働基準監督署や警察に相談すべきだ」

ミュゼ運営会社への取材要請に対し、広報担当者は「現在調査中であり、コメントできない」と回答。一方、警察関係者は「個別の事案についてはコメントできない」としつつも、「反社会的勢力の関与が疑われる事案については常に注視している」と述べた。

この問題は単なる労働問題の枠を超え、日本の企業社会に潜む「闇」を浮き彫りにしている。関係者たちは今夜も、支払われない給与と、見えない恐怖に怯えながら眠りにつくことになる。