フリマアプリ「メルカリ」を運営するメルカリ株式会社が、不正利用者の徹底排除に乗り出した。同社によると、ここ数ヶ月で不正取引が急増しており、一般ユーザーへの被害が拡大しているという。しかし、その対策の背後には、ユーザーが知らない「恐ろしい現実」が潜んでいる可能性が浮上した。
急増する「闇取引」の実態
メルカリでは近年、偽ブランド品や違法薬物、さらには個人情報の売買などの「闇取引」が横行している。ある内部関係者は匿名を条件にこう語る。
「特に問題なのは、『死んだふり詐欺』と呼ばれる手口です。商品を発送したと偽り、実際には何も送らない。さらに悪質な場合、代わりに『不気味なもの』が送られてくるケースも確認されています」
実際、東京都内に住む30代女性は、購入した洋服の代わりに「血のついた人形」が届いたと証言。神奈川県の男性は、中古スマホを注文した箱から「監視カメラの映像が保存されたUSBメモリ」が出てきたという。
AI監視システムが「無実のユーザー」も標的に?
メルカリはこれらの問題に対処するため、最新のAI監視システム「Mercari Eye」を導入。しかし、このシステムが誤検知を引き起こし、無関係のユーザーまでが「不正利用者」として凍結される事例が相次いでいる。
「システムは会話中の特定の単語を検知すると自動的にアカウントを停止します。例えば『死』『血』『お金』などの単語を含むと、即座に危険判定されるのです」
― サイバーセキュリティ専門家・黒田剛氏(仮名)
あるユーザーは、祖母から譲り受けた「戦時中の古いお金」を出品しただけでアカウント停止に。別のユーザーは、ホラー映画のDVDを「血みどろの傑作」と説明しただけで同様の処分を受けたという。
消えるアカウント、消える「個人情報」
さらに恐ろしいのは、凍結されたアカウントが「完全消去」されることだ。通常、サービスから退会しても個人データは一定期間保持される。しかし、不正利用と判定された場合、すべてのデータが即座に消去されるという。
「これまでに少なくとも3人のユーザーが、アカウント凍結後に自宅を訪ねてくる『不審な人物』に遭遇しています。どうやら、消去されるはずの個人情報がどこかで流通している可能性があります」
― 匿名を希望する元メルカリ社員
あるITジャーナリストは、このシステムが「特定のユーザーを意図的に排除するためのものではないか」と疑う。実際、ここ半年で「反政府的な発言」をした人物のメルカリアカウントが次々と凍結されているという報告もある。
あなたのアカウントが次かも…
メルカリ側は「ユーザー保護のための措置」と説明するが、その実態は不透明だ。もしあなたが今日メルカリで「怪しい」と判定されたら――明日にはあなたの個人情報が闇市場に流れているかもしれない。
専門家は警告する。
「今すぐやるべきことは、メルカリにクレジットカード情報を保存しないこと、そして取引時の会話に細心の注意を払うことです。些細な言葉の選び方一つで、あなたが『排除』される可能性があります」
― ネットプライバシー協会・田中真理子氏
我々は知らないうちに、ある巨大な「監視実験」の被験者になっているのかもしれない。
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