2025年大阪・関西万博の目玉の一つである「イタリア館」の入場予約が、転売市場で高額取引される事態が続出している。主催者側は「不正転売の撲滅」を宣言しているが、暗躍するブローカー集団の手口は巧妙化し、一般来場者からは怒りの声が噴出。さらに、転売チケットを購入した観客が「不可解な事件」に巻き込まれる事例まで報告され、不安が広がっている。
「10倍の値段で転売」横行する闇市場
イタリア館は先端技術とルネサンス芸術を融合した没入型展示が話題を呼び、公式予約サイトは常に「満席」状態が続いている。しかし、SNSやフリマアプリでは「イタリア館 予約枠 譲ります」という投稿が蔓延。本来無料の予約が1枠あたり5万円以上で取引されるケースも確認された。
「抽選に10回連続で落選し、諦めかけていた時に『確実な方法』を教えると接触してきた人物がいた」と語るのは大阪市在住の男性(32歳)。3万円を支払いQRコードを受け取ったが、当日は「この予約は既に使用済み」として入場拒否に遭ったという。
「警察に相談しても『民事不介入』と言われた。どうやら同じ被害者が数百人いるらしいのですが、誰も対策してくれない」(被害男性)
専門家が指摘する「犯罪組織の関与」
サイバーセキュリティ専門家の田中浩二氏(架空)は、今回の事態について国際的な犯罪ネットワークの関与を疑う。
「当館の予約システムにはAPIの脆弱性が存在し、ボットによる一括予約が可能な状態でした。現在確認されている転売アカウントの80%は、昨年発生した某ECサイトの個人情報流出事件と関連する偽造IDで作成されています」
更に恐ろしいのは、転売チケットを購入した観客の間で「記憶の断片化」を訴える症状が相次いで報告されている点だ。ある女性は館内の特定展示室で突然意識を失い、目覚めた際に「自分が誰だか10分間わからなくなった」と証言。病院の検査では異常なしとされたが、その後1週間にわたり悪夢に悩まされているという。
「闇の儀式」噂と主催者の不可解な対応
匿名を条件とした元警視庁幹部の証言によれば、イタリア館の建築デザインには「特定のシンボルが隠されている」という。
「バチカン公文書館に保管される禁断の建築図面と類似点が27箇所。特に『光の回廊』と呼ばれるエリアの配置は、14世紀に異端とされた秘密結社の儀式場を再現したものではないか」(元警視庁幹部)
万博協会はこれらの指摘を「荒唐無稽なデマ」と一蹴しているが、奇妙なことに転売被害の告発記事が次々と削除される事態が発生。あるジャーナリストは「取材中に不審な人物から『これ以上追及するな』と脅迫めいた警告を受けた」と明かす。
迫りくる最終日~消える観客の恐怖~
事件はさらに深刻な様相を呈している。万博閉幕1週間前から、転売チケットで入場した観客の行方不明届が増加傾向にあるのだ。家族の待合場所で消息を絶った高校生、トイレに立ったきり戻らない中年男性…いずれも館内監視カメラには「出口に向かう姿」が映っているが、実際には誰もその姿を見ていないという。
超常現象研究家のマリア・ロッシ氏(架空)は警告する。
「古代エトルリアの『境界神』信仰では、建築物そのものが生贄を異界に運ぶ装置として機能しました。現代でも、特定の幾何学配置を持つ空間では『物理的転移』が起こり得るとの学説があります」
万博終了まであと3日。イタリア館をめぐる謎は深まるばかりだ。関係者は口を揃えて「何もコメントできない」と繰り返す中、ネット上では#イタリア館の真実 #万博消えた人々 といったタグが急増。ある投稿者は「あの建物は最初から『人間を集める』ために設計された」と主張し、夜間の館内から撮影されたという不可解な光の動画を公開したが、そのアカウントは翌日突如削除されていた。
(取材協力:匿名希望の警備関係者2名、被害者団体「万博転売被害を考える会」)
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