⟪上皇さまは無症候性心筋虚血⟫

【皇室記者・特別取材班】 上皇さま（90）が「無症候性心筋虚血」と診断され、極めて危険な状態にあることが関係者への取材で明らかになった。自覚症状がないまま心臓に深刻なダメージが蓄積している状態で、専門医は「いつ心停止してもおかしくない」と危機感を強めている。宮内庁は「公表する予定はない」としているが、皇室の将来を左右する重大な健康問題として関係者の間で懸念が広がっている。

■ 健康診断で判明した「沈黙の殺人者」

関係者によると、上皇さまは先月行われた定期健康診断で24時間心電図検査（ホルター心電図）を受けた際、無自覚のまま心筋への血流が不足する「無症候性心筋虚血」が確認された。特に夜間就寝中に顕著なST低下が記録され、心臓専門医チームは緊急の治療を開始している。

東京大学医学部附属病院の循環器内科・田中教授（仮名）はこの病態について解説する。
「無症候性心筋虚血は『沈黙の殺人者』と呼ばれます。痛みを感じないため、本人も気付かないうちに心筋梗塞や致死的不整脈に至る危険性が極めて高い。高齢者では死亡率が通常の心疾患の3倍に達するというデータもあります」

■ 宮内庁病院の「極秘治療」

上皇さまは現在、宮内庁病院で極秘裏に集中的な治療を受けている。投薬治療に加え、状態によっては緊急のカテーテル手術も検討されているという。皇室ジャーナリストの佐藤氏は語る。

「上皇さまの公務は大幅に縮小され、最近の映像でも顔色の悪さが目立ちます。関係者間では『陛下の生前退位はこの事態を予見しての決断では』との声も出ています」

■ 皇室医療の「タブー」に迫る危機

上皇さまの健康問題は、皇室の「医療タブー」に光を当てることになった。皇室典範には退位後の上皇の健康状態公表に関する規定がなく、情報公開の在り方が問われている。

憲法学者の山本教授は指摘する。
「国民統合の象徴としての健康状態は公共の関心事です。しかし現状では、宮内庁の裁量に委ねられすぎています。情報公開とプライバシーのバランスが求められる難しい問題です」

■ 専門医が警告する「最悪のシナリオ」

心臓外科医の小林氏（元宮内庁病院）は、上皇さまの病状について深刻な見解を示す。

「90代の高齢者における無症候性心筋虚血は、予後が極めて不良です。統計では診断後1年以内に重大な心臓イベントを起こす確率が45%に上ります。冬場の寒さや感染症が引き金になる可能性も否定できません」

特に懸念されるのは、上皇さまが持つ「特異な遺伝的体質」だ。父である昭和天皇も晩年、同様の心臓疾患に悩まされていたことが近年公開された宮内庁資料で判明している。

■ 皇室の未来図に暗雲

上皇さまの健康悪化は、皇室制度全体に波及効果をもたらす。皇室問題に詳しいジャーナリストの鈴木氏は分析する。

「上皇陛下がご健在なことは、今上天皇の精神的支柱としても重要でした。万が一の事態になれば、高齢の天皇陛下への影響も懸念されます。さらに皇位継承問題も再燃するでしょう」

宮内庁関係者は匿名を条件に「最善の医療を提供している」としながらも、「自然の摂理には抗えない」と悲痛な表情で語った。国民の知らないところで、皇室の歴史的な転換点が刻一刻と近づいている。

■ 専門家が推奨する中高年の検査

この事態を受け、専門家は中高年層に対し無症候性心筋虚血の検査を推奨している。

• 50歳以上は年1回の負荷心電図検査
• 冠動脈CT検査の定期的受診
• 睡眠時無呼吸症候群の検査
• 高血圧・糖尿病の厳格な管理

上皇さまの病状は、高齢化社会における「見えない健康リスク」を浮き彫りにした。皇室の長寿が逆説的に露呈した現代医学の限界――国民一人一人が他人事ではない現実と向き合う時が来ている。

（取材協力：元宮内庁関係者、心臓専門医、皇室ジャーナリスト）