⟪中居氏側第三者委報告書に反論⟫

「これは完全な冤罪です」中居正広氏の弁護団が激怒

2024年10月、芸能界を揺るがした中居正広氏（仮名）へのパワハラ疑惑を調査していた第三者委員会の報告書が公表された。しかしその内容に対し、中居氏側は「事実誤認だらけの不当な内容」として強く反発。記者会見で弁護団が「法的措置も辞さない」と表明する事態に発展した。

「証拠改ざんの疑い」中居氏側が指摘する重大な瑕疵

中居氏の代理人を務める佐藤正義弁護士は、報告書の核心部分に重大な問題があると指摘する。

「委員会が依拠した音声データの解析結果が明らかにおかしい。専門機関に再解析を依頼したところ、少なくとも3カ所で編集痕跡が確認されました」

実際、中居氏側が公開した比較音声では、報告書で「パワハラ発言」とされた部分の前後が不自然にカットされており、文脈が大きく変わって聞こえることが確認できる。

さらに問題なのは、報告書の根拠となった複数の「関係者証言」が全て匿名だった点だ。中居氏側は「証言者のほとんどが中居氏と直接面識のない人物だった」と主張する。

芸能事務所関係者は匿名で「実は調査委員会のメンバーに、中居氏と対立する某プロデューサーと親密な人物が含まれていた」と暴露。調査の公平性に重大な疑問が投げかけられている。

メディア法が専門の田中健太郎教授は、この騒動の背景に業界の闇があると分析する。

「芸能界の『第三者委員会』は往々にして形骸化しています。今回のケースでも、わずか2週間という異例の速さで結論を出しています。これでは真相究極どころか、誰かの意図的な工作と疑われても仕方ない」

実際、委員会の座長を務めた人物が過去に中居氏がMCを務める番組の制作会社と契約していた事実が発覚。中居氏側は「明らかな利害衝突」として調査全体の無効を主張している。

報告書公表後、中居氏がレギュラーを務める4つのテレビ番組で「出演見合わせ」の措置が取られた。CMも3社が契約を凍結しており、芸能活動全体が危機に瀕している。

テレビ局関係者は「スポンサーからの圧力がすさまじい」と打ち明ける。「たとえ冤罪が明らかになっても、一度失った信頼を回復するのは極めて困難だ」

この騒動は芸能界全体に衝撃を与えている。ある人気タレントは匿名で「明日は我が身だと戦慄している」と語る。

「今やSNSのデマだけで芸能人の人生が簡単に壊される。今回の件は、誰かが意図的に中居氏を陥れようとした『見せしめ』ではないか」

実際、ネット上では中居氏の過去の発言を切り取った「パワハラ動画」が大量に拡散。そのほとんどが文脈を無視した編集ものだという。

中居氏は現在、新たな弁護団を組織し、報告書の撤回と名誉回復を求める法的措置を準備中だ。一方、調査委員会は「報告書の内容に誤りはない」と強硬姿勢を崩していない。

メディア評論家の佐藤美香氏は憂慮する。「このままでは、証拠もなく誰でも簡単に『加害者』に仕立て上げられる社会が来る。芸能界だけの問題ではない」

ネット上では中居氏を支持する声と批判する声が激しく対立。テレビ局やスポンサー企業にも抗議が殺到している。

真相究明の行方よりも先に、一人のトップタレントのキャリアが失われるかもしれないー。この事件は、現代社会の「冤罪リスク」の恐ろしさを如実に物語っている。