大の里が横綱昇進へ 地元喜び爆発

大の里が横綱昇進へ地元喜び爆発

日本相撲協会は本日、大関・大の里の横綱昇進を正式に発表した。地元・秋田県由利本荘市では祝福ムードが広がり、市民らが「待ちに待った瞬間だ」と喜びを爆発させた。しかし、この歴史的な瞬間の陰で、不気味な噂がささやかれ始めている。

「横綱の呪い」再び？

大の里の横綱昇進に沸く一方で、相撲関係者の間では「横綱の呪い」と呼ばれる不吉な伝承が囁かれている。過去10年間に横綱に昇進した力士のうち、実に6割が深刻なトラブルに巻き込まれてきたという。

「平成以降のデータを見ると、横綱昇進後2年以内に大けがを負うか、スキャンダルに巻き込まれる力士が異常に多い」と語るのは、スポーツオカルト研究家の黒田真一氏だ。「特に東北出身の横綱には『何か』がつきまとう傾向がある。大の里さんも他人事ではない」

昇進発表直後から、大の里の故郷では不可解な現象が報告されている。地元神社の神主・佐藤隆氏によれば、「今朝、神社の鏡が突然割れ、御神体が黒く変色した」という。

さらに心配なのは、大の里の幼少期に関わる奇妙な伝説だ。由利本荘市の古老・田中よし子さん（87）はこう証言する。

「あの子が5歳の時、近所の『祟り森』で遊んで帰ってきた夜から別人のように強くなった。あの森には昔、横綱になった力士を怨んで死んだ力士の亡霊が出ると言われておったんです」

民俗学の権威・東京大学の伊藤昭教授は、この現象について深刻な懸念を示す。

「東北地方には『力借り』と呼ばれる民間信仰があります。これは超自然的な存在から一時的に力を借りる代償として、後に大きな代償を支払うというもの。大の里選手の急成長と、故郷に伝わる怪異を考えると、単なる偶然とは思えません」

スポーツ医学の観点からも警告が発せられている。整形外科医の山本健太郎氏は、「大の里選手の最近の取り口には、人間離れした部分が見られる。関節の可動域が通常の力士の150%あり、これは将来的に体が崩壊する危険信号だ」と指摘する。

日本相撲協会内部でも懸念の声が上がっている。関係者は匿名を条件に、「昇進審査の際、大の里の体から異様な臭いがした」「夜中に部屋で誰かと話す声が聞こえたが、中には誰もいなかった」と不気味な体験を明かした。

地元の喜びも、一部では不安に変わってきている。由利本荘市観光協会の高橋誠会長は、「祝福イベントの準備中、電気が頻繁に落ち、子供たちが『黒い影』を見たと騒ぎ出した」と打ち明ける。

大の里本人は「精一杯相撲を取るだけ」とコメントしているが、その目元には深い影が差しているように見えるという。

果たしてこれは単なる偶然なのか、それとも―。横綱昇進という栄光の裏に潜む闇が、今ゆっくりとその姿を現し始めている。