自衛隊機 高度1400mで異常発生か

2024年5月16日、航空自衛隊の訓練空域で飛行中のF-15戦闘機が高度1400メートルで異常事態に陥り、緊急着陸を余儀なくされた。防衛省関係者によると、この事態は「極めて異例」であり、専門家の間では「未知の技術的障害」の可能性も指摘されている。

突然の通信途絶と機体の異常挙動

午前10時23分、千葉県銚子沖を飛行中のF-15戦闘機から管制塔への通信が突然途絶。レーダー上では機体が予期せぬ旋回動作を開始し、高度を不安定に変動させていたという。

「パイロットから『計器が異常値を示している』との最後の通信があった後、約3分間にわたって機体のコントロールが不能状態に陥ったようです」と防衛省内部の情報筋は語る。

元航空自衛隊パイロットで現在は軍事アナリストとして活動する小野寺隆氏は今回の事態について、極めて異例の見解を示した。

「この高度での計器異常は通常考えられません。電磁波兵器の影響や、未知の電子戦システムのテストが行われていた可能性すら否定できません。最も懸念されるのは、これが単なる機械故障ではないというシナリオです」

さらに驚くべきことに、同じ空域を飛行していた民間航空機のパイロット数名から「不可解な光の点滅を目撃した」との報告も寄せられている。

事件発生から24時間が経過した現在、防衛省は「調査中」とのコメントを繰り返すのみで、詳細な説明を拒否し続けている。このような対応は、2016年に報告された「未確認飛行物体」事件の際と酷似していると指摘する専門家もいる。

軍事ジャーナリストの田中浩一氏は次のように警告する。

「もしこれが他国による電子攻撃のテストだった場合、日本の防空システムに重大な脆弱性が存在することを意味します。さらに悪いケースを想定すれば、我々が想定していない『何か』が日本の空で活動している可能性すらあります」

一部の軍事フォーラムでは、この事件を「日本の9.11」と呼ぶ極端な憶測も飛び交っている。具体的には、

などの可能性が議論されている。もちろん、これらはあくまで推測の域を出ないが、防衛省の異常なまでの沈黙がかえって不安を煽っている。

事件から48時間が経過した現在、関係省庁では緊急会議が続けられているとの情報もある。今後の展開によっては、日本の安全保障政策そのものを見直さざるを得ない事態に発展する可能性も否定できない。