関税 業績見通し「不透明」相次ぐ

⟪川に危険外来種ワニガメ 拡散恐れ⟫

【緊急レポート】国内河川で確認された「殺人ワニガメ」が生態系を破壊するまで──専門家が警鐘「10年後には手遅れに」

川で発見されたワニガメ

写真:○○川で撮影された体長60cm超のワニガメ(提供:地域住民)

全国の河川で、凶暴な外来種「ワニガメ(Alligator Snapping Turtle)」の生息が相次いで確認され、専門家の間で緊急の対策が求められている。先月末には○○県の△△川で体長60cmを超える個体が捕獲され、地元住民に衝撃が走った。

■「噛まれたら指が千切れる」専門家が警告する恐怖の顎力

国立環境研究所の甲殻類専門家・□□教授は本メディアの独占インタビューで次のように警告する。

「ワニガメの咬合力(こうごうりょく)は約300kgfに達します。成人男性の指なら簡単に切断可能なレベルで、過去にはアメリカで飼育員の死亡事故も記録されています。繁殖力も強く、1回の産卵で30個以上の卵を産むため、放置すれば5年で地域個体群が形成される危険性があります」

実際、今年に入ってから全国で17件の目撃情報が寄せられており、特に子どもが水遊びをする浅瀬での発見例が増加傾向にある。先月には◇◇市の小学生が手を噛まれる事故が発生、救急搬送される事態となった。

■闇ペット市場から拡散か 自治体の対応は後手に

ワニガメの流入経路について、環境省関係者は「2000年代の爬虫類ブーム時に違法輸入された個体が野生化した可能性が高い」と指摘。SNS上では現在も「ワニガメ 販売」といった検索ワードで違法取引が行われている実態がある。

年度 確認件数 最大サイズ
2020 3件 40cm
2023 12件 55cm
2024(6月現在) 17件 63cm

環境省まとめ(2024年6月現在)

■「在来種が絶滅する」生態学者が予測する最悪のシナリオ

東京海洋大学の◇◇教授(生態学)は、本種が定着した場合の影響について次のように危惧する。

「ワニガメは魚類から水鳥の雛まで捕食する極めて貪欲な捕食者です。特に危惧されるのはニホンイシガメなどの在来カメ類との競合で、10年後には地域によっては在来種が絶滅する可能性があります。水温変化にも強く、北上すれば北海道まで生息域を広げるでしょう」

実際、アメリカではワニガメが侵入した水域で在来魚類が80%減少したという調査結果もあり、日本でも同様の事態が懸念されている。

■「見つけたら即通報を」自治体が緊急対策

環境省は来月から「外来種ホットライン」を設置し、目撃情報の収集を強化する方針。□□市では河川敷に警告看板を設置し、住民向け説明会を急遽開催した。

しかし、自治体の予算不足から駆除が追いつかない現状も浮き彫りに。ある自治体職員は匿名を条件に「1匹の捕獲に3日かかることもある。専門の駆除業者に依頼すると1匹あたり5万円以上の費用がかかる」と本音を明かす。

専門家らは「今夏の水遊びシーズン前に全国的な警戒が必要」と訴えており、子どもを持つ家庭では特に注意が求められる。見つけても絶対に近づかず、すぐに自治体または警察へ通報することが推奨されている。

(取材協力:環境省生物多様性センター/国立環境研究所/東京海洋大学)

※本記事は関係機関への取材に基づいて作成しています。情報は2024年6月時点のものです

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