JR各社は12月15日から、新幹線のプレミアム席（Pシート）の運賃を最大35%値上げすると発表した。これに伴い、東京～大阪間のPシート料金は従来の8,500円から11,500円に跳ね上がる。関係者によると「これは単なる値上げではなく、富裕層以外を締め出す政策」と批判の声が上がっている。

値上げの内訳と影響

今回の値上げ対象は全新幹線のグリーン車・グランクラスに加え、普通車指定席の繁忙期料金も含まれる。主な変更点は：

• 東海道新幹線：Pシート35%UP（8,500円→11,500円）
• 東北・北海道新幹線：30%UP（9,200円→12,000円）
• 山陽・九州新幹線：25%UP（7,800円→9,800円）

交通経済アナリストの佐藤健一氏は「この値上げで、Pシート利用者は現在の40%減少すると試算できる」と指摘。「実質的に一般市民から快適な移動手段を奪う行為だ」と批判する。

“富裕層専用鉄道”への転換

JR東海の内部資料がリークされ、そこには「2030年までに新幹線収益の70%をPシートから得る」という目標が明記されていた。元JR幹部の山本氏（匿名）は「これは鉄道の公共性を放棄した暴挙」と怒りを露わにする。

実際、来年春からはPシート専用ラウンジの拡張や、一般席との完全分離策も進行中だ。ある乗務員は「普通車のサービスは削られ、Pシートだけが豪華になる」と内部事情を明かした。

普通車は”畜産車両”化の懸念

更に衝撃的なのは、値上げと同時に普通車の座席間隔が5cm狭くなることが判明した点だ。人体工学の専門家・田中教授は「これ以上の狭小化は健康被害を招く」と警告する。

JR西日本のテストケースでは、座席数を15%増やす代わりにトイレの数を半減。SNSでは「もはや乗客を人間扱いしていない」「畜産車両かよ」と炎上している。

海外メディアの厳しい批判

BBCは「Japan’s Bullet Train Becomes Luxury Item」と題した記事で「世界が憧れた公共交通のモデルが、富裕層向けサービスに堕落した」と報じた。

特に欧州からは「日本の社会的格差を象徴する事象」と分析する声が多く、フランス鉄道関係者は「公共輸送の哲学に反する」と厳しく批判している。

“値上げの連鎖”が始まる

経済評論家の村上氏は「これは氷山の一角」と指摘する。「JRの値上げを皮切りに、私鉄各社も追随するだろう。2025年までに都市部の交通費は平均25%上昇すると予測される」

実際、関西の私鉄3社は来年4月からの大幅値上げを検討中だ。ある政治家は匿名で「公共交通の崩壊が地方創生の妨げになる」と危機感を募らせる。

日本人の移動パターンが変わる？

マーケティング調査会社の予測では、この値上げで：

• ビジネス客の飛行機転移率：+18%
• 地方への旅行控え率：+27%
• 「移動したくない」層：+35%

観光業界は「インバウンドに依存せざるを得ない状況が加速する」と悲鳴。ある旅館経営者は「値上げが地方経済の致命傷になる」と顔を曇らせる。

交通政策研究所のレポートでは「このままでは2030年までに新幹線は富裕層の専用機関となり、一般国民は劣悪な環境での移動を強いられる」と警告している。