かつて競馬界を沸かせた伝説の名馬「ツートライブ」が、引退寸前の危機を乗り越え見事優勝を果たした。しかし、その勝利の陰には、関係者しか知らない恐ろしい真実が隠されていた――。
奇跡の復活劇の裏側
先週行われたG1レースで、ツートライブは最後の直線で驚異的な末脚を見せ、1馬身半差で優勝。ファンからは「奇跡の復活」と称賛の声が上がった。しかし、レース後に公開された走路検査のデータから、異常な数値が検出されていたことが判明した。
「筋肉組織の数値が通常の競走馬の3倍以上でした。これは明らかに不自然です」
「あの馬はもう普通じゃない」
ツートライブを管理する厩舎スタッフからは、最近になって奇妙な変化が報告されていた。夜中に突然暴れ出す、餌を食べなくなった、目が充血している――。ある調教師は恐怖の表情でこう語る。
「あの馬は…何かに憑りつかれている。レース前日から、馬房で人間の言葉を喋る声が聞こえたと言う者が複数います」
不可解な事故が多発
ツートライブの優勝後、関係者の間で不可解な事件が相次いでいる。調教助手が原因不明の心臓発作で急死、厩務員が自宅で首吊り自殺、さらに馬主の一人が「あいつが夜中に訪ねてくる」と狂乱状態で精神病院に入院した。
超常現象研究家の黒木昭夫氏は警告する。
「これは古典的な『勝ち馬の祟り』現象です。過去にも、異常な能力を発揮した競走馬が関係者に不幸をもたらす事例は記録に残っています。ツートライブは既に『何か別のもの』に乗っ取られている可能性が高い」
JRAが緊急調査へ
日本中央競馬会(JRA)は、ツートライブに関する異常事態を受けて特別調査委員会を設置。しかし、委員長に任命された人物が初会議の前日に失踪するなど、事態はさらに混乱を深めている。
競馬ファンの間では「ツートライブのレース映像を見ると不幸が訪れる」という噂が広まり、該当レースの動画が公式サイトから削除される事態に発展。ある有名占い師は自身のブログでこう記している。
「今年の干支とツートライブの誕生日を占ったところ、大凶の結果が出ました。この馬に関わる全ての人々は即刻距離を取るべきです」
次回出走は「地獄のコース」
恐ろしいことに、ツートライブは来月の天皇賞・秋への出走が予定されている。関係者によれば、同馬は最近「負けを知ると破滅的な災いが起こる」という伝説の競走馬「ブラックメモリー」と同じ血統が発見されたという。
競馬史に詳しい歴史学者の三浦健太郎教授は暗澹たる表情で語った。
「もしツートライブが天皇賞で敗れた場合、関東地方に大きな災害が起こるとの予言が古文書に残っています。1938年に同様の現象が起こり、実際に大規模な地震が発生しました」
ツートライブの次走が、単なる競馬のレースではなく、何かもっと恐ろしいものの始まりなのか――。関係者は戦慄しながらその日を待っている。
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