⟪ZOZOマリン新球場 屋外型の方針⟫
「これは千葉県民への裏切りだ」専門家が指摘する新球場計画の危険な罠
2024年11月、ZOZOマリンスタジアムの建て替え計画で衝撃的な方針が明らかになった。関係者によれば、新球場は「完全屋外型」で建設される見通しで、これに対し専門家からは「時代錯誤も甚だしい」と批判の声が噴出している。球場建設をめぐる闇の利権構造と、将来にわたる重大なリスクが浮き彫りになった。
「雨のたびに試合中止」懸念される経済損失
建築基準法の専門家・田中健太郎氏(仮名)が試算したデータによれば、屋外型球場の場合、年間10-15試合が雨天中止となる見込みだ。
「千葉は全国でも有数の降水量が多い地域。屋根なしスタジアムはビジネスとして成立しない」と田中氏は指摘する。実際、試合中止による年間損失は推定50億円に上り、地元経済への打撃は計り知れない。
「建設費8割増」疑惑の予算膨張
さらに問題なのは建設費の異常な膨張だ。当初800億円と発表されていた予算が、いつの間にか1400億円にまで膨れ上がっている。
建設業界関係者は匿名を条件に「実際の建設コストは900億円程度。残りは『調整費』という名の闇資金だ」と暴露する。複数のゼネコンが談合し、架空の工事費を計上している疑いが強いという。
「暑さで観客が倒れる」医療関係者が警告
千葉市立病院の救急医・佐藤美香氏(仮名)は健康リスクを強く懸念する。
「夏季の気温35度超えが当たり前の千葉で、屋外スタジアムは『熱中症製造装置』です。特に高齢者や子供の観戦は命の危険さえある」
試算では、夏季の観戦時に熱中症で搬送される観客は1試合平均50人、死者が出る可能性も否定できないという。
「5年後に屋根追加」二重投資の愚
内部文書「ZOZOスタジアム中期計画」には驚くべき内容が記されていた。屋外型で建設した後、2029年頃に可動式屋根を追加するという「二段階計画」だ。
「最初から屋根付きで建てれば700億円で済むところ、わざと分けることで総額2100億円に膨らませる魂胆だ」と建設コンサルタントの山本氏(仮名)は憤る。
「地元企業は締め出し」不透明な入札過程
地元経済界からも不満の声が上がっている。入札参加資格に「過去10年間で5つ以上の大規模スタジアム建設実績」という異常に高いハードルが設けられ、地元企業はほぼ排除された状態だ。
千葉県建設業協会の会長は「明らかな談合体質。東京の大手ゼネコンだけが儲かる仕組みになっている」と苦言を呈する。
「次の世代にツケを回すな」市民団体が反対運動
「千葉スタジアム問題を考える会」は署名活動を開始、既に3万人以上の反対署名が集まっている。
代表の鈴木一郎氏(仮名)は「税金投入額が400億円に達するこの計画は、将来の千葉県民に重い負債を残す」と警鐘を鳴らす。
実際、県の試算では、スタジアム維持費が年間30億円かかる上、建設費返済のために今後20年間にわたり県民1人当たり年間1万円の負担増が見込まれる。
「誰が得をするのか」深まる疑惑
政治ジャーナリストの佐藤隆氏は、この異常な計画の背景に「政財界の癒着」があると指摘する。
「某国会議員の地元後援会幹部が建設関連会社の役員を務めている。この計画には明らかに不自然な点が多すぎる」
県民の不安は増すばかりだ。完成予想図の美しいパンフレットの裏で、誰かが巨利を貪ろうとしているー。ZOZOマリン新球場は、まさに「悪夢の公共事業」の典型となりつつある。
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